Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
丹野 敬嗣; 岡 弘; 矢野 康英; 栗下 裕明*
no journal, ,
フェライトマルテンサイト鋼(FMS)が照射や熱時効を受ける場合、破壊靭性は重要な評価項目である。本研究では、照射試験片や溶接材から採取した微小試験片にも適用できるミニチュア試験技術開の開発を目標とする。第1段階として、ミニチュア3点曲げ試験の破壊靭性評価への適用性、および試験片に加工するサイドグルーブの効果を検証した。高速炉用に開発されたPNC-FMSにASTM1820に準じたミニチュア3点曲げJ試験を適用し、ラッパ管厚さに対応する厚さ5mm、幅3mm、長さ22.5mmにミニチュア化した試験片で、き裂進展を制御するサイドグルーブの曲率半径の影響を検証した。その結果、ASTM 1820の標準サイズである曲率半径0.5mmではき裂が蛇行や分岐した。一方、0.05mmとしたものはサイドグルーブに沿ってき裂を進展させることができ、破壊靭性値J=300kJ/mを得た。これにより、ミニチュア化した場合でもサイドグルーブの工夫によりPNC-FMSの破壊靭性を評価できる見込みを得た。
河 侑成; 岩田 景子; 高見澤 悠; 塙 悟史; 西山 裕孝
no journal, ,
低合金鋼の溶接熱影響部(HAZ)における溶質原子クラスタ(クラスタ)の形成を調べるため、クラスタを構成する主要元素であるCuの含有量の異なる二種類の低合金綱にイオン照射を行うとともに3次元アトムプローブで微細組織を分析した。Cu含有量の高い材料では、HAZの組織に応じてクラスタの体積率が異なること、HAZに形成されるクラスタの体積率は母材に比べて高いことを確認した。現在、Cu含有量の低い材料の3次元アトムプローブ分析を進めており、Cu含有量と形成されるクラスタ性状の相関や硬さへの影響等を明らかにする予定である。
齋藤 拓人; 山本 雅也; 染谷 博之*; 板垣 亘; 前田 茂貴; 高松 操
no journal, ,
高速実験炉「常陽」は、現在、再稼動のための原子力規制委員会による新規制基準への適合確認に係る審査が行われており、その進捗を報告する。また、再稼動後の高速中性子照射施設としての役割を向上させるため、日本国内の照射に関する研究者に「常陽」の運転再開後の照射機能を報告するとともに、照射機能向上に関する意見交換を実施する。
呉田 昌俊; 大図 章; 米田 政夫
no journal, ,
ウラン廃棄物ドラム缶内にあるウラン量を非破壊測定する高速中性子直接問いかけ法について、原子力機構での開発の背景から技術開発の内容、人形峠環境技術センター製錬転換施設での実運用の完遂まで総括的に講演する。従来のアクティブ中性子法と原子力機構が開発した高速中性子直接問いかけ法の違い, 優位性, 開発した装置, 装置性能, 実運用について発表する。
北垣 徹; 吉田 健太*; 鈴木 達也*
no journal, ,
福島第一原子力発電所の廃止措置に必要な燃料デブリの性状把握に貢献するため、MCCI生成物中のジルコンを用いて、MCCI発生時の溶融プール中の温度や酸素分圧の推移を推定可能とする研究開発を実施している。MCCI生成物は事故後より冷却水に浸漬しているため、酸化溶解するウランを含むジルコンは溶解等の経年変化により、事故直後から性状が変化している可能性がある。このため本研究では、水溶液中でのジルコンの反応挙動を把握することを目的に、粉砕したジルコン鉱物を各種溶液中に浸漬した時の化学状態変化を確認した。この結果、SEM観察により水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬したジルコンの表面においてのみ針状結晶を確認し、さらにTEMによりその結晶構造を確認した。